BUSINESS
●事業紹介
防火措置工事
Fireproof construction
商業施設やビルなどの建物内部に通る電線や貫通部、開口部の火災拡大防止をするための工事を行っています。
●防火区画とは
建築物内部で発生した火災や煙が拡大するのを防ぐために建築物の区画を制限したもので建築基準法施工令第112条によって定められています。
耐火構造の壁、床、防火設備(防火戸)などで区画して、火災を局部的なものにとどめ、避難を円滑に行うこと、また、消防隊が到着する時間を確保することを目的として、1時間の延焼防止性能を有することが規定されています。
●令8区画・共住区画とは
建築基準法に定められた防火区画と同様、火災時の延焼防止を目的として、消防法には、共住区画・令8区画が定められており、主に共同住宅に運用されています。ここをケーブルが貫通する場合は、(財)日本消防設備安全センター性能評定品を用いて、延焼防止措置を行う必要があります。
●区画貫通部の措置
防火区画・共住区画・令8区画は火災発生時の火災、煙の拡大を一定範囲に留める事を目的としていますので、火災は広がるような隙間など区画を貫通する箇所は基本的には認められません。しかしながらビル、マンションにおいて給排水管や配電管の設置は必要不可欠となります。そこで建築基準法、消防法において区画貫通部の措置に関する細かな規定が設けられており公的機関において使用される材料や施工手順など評価され基準を満たしたものに対して認定または評定を与えられます。
- 法令
- 建築基準法
- 消防法
- 区画
- 建築基準法上の防火区画等
- 消防法に関する令8区画・共住区画
- 公的認定機関
- 国土交通大臣認定
- (財)日本消防設備安全センター性能評定品
- 認定方法
- 国土交通大臣に指定された性能評価機関にて、実際にサンプルを使った実験を行い、所定の基準を満たさなければならない。開口面積、ケーブル(配管)の最大径、種類ごとに制定した試験方法(加熱条件 ISO834)で1時間耐火性能が必要
- (財)日本消防設備安全センター評定基準
加熱条件 ISO834にて- 令8区画:2時間の加熱燃焼試験をクリア。
- 共住区画:1時間の加熱燃焼試験をクリア。
- 工法の種類
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- ■短形開口部工法
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- ・ケイカル工法(片面ケイカル工法/両面ケイカル工法)
- ・充填工法(ロクマルブロック/タップシール工法/耐火パテ工法)
- ・ロックウールボード工法
- ■丸穴開口部工法
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- ・充填工法
- ・ユニット工法
- ・テープ工法
- ■電線貫通部工法
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- ・充填工法
- ・ユニット工法
- ・テープ工法
FPシステムの防火処理は
国土交通大臣認定工法
(財)日本消防設備安全センター性能評定品
- ※ケーブル貫通部防火措置材料は、各会社が、独自の材料を開発製造しており、建築物の用途、仕様により最適な材料を選定する必要があります。
- ※エフピーシステムではケーブルの増設(通信関係)、粉塵の発生(クリーンルーム・病院)、耐水条件(外壁)、遮音性能(劇場・学校)、材料強度(大開口部) その他の条件を検討して選定しております。